いつの間にかお金がない…
「今月の光熱費どうしよう……」「そろそろスマホ代を払わなきゃいけない……」こんなふうに、お金の支払いに追われてはいませんか。
今の生活を振り返ったときに「いつの間にかお金がない」という状況に直面したことがある人も多いかと思います。
どうも、こんにちは!
「ココロクエスト〜レベルアップ心理学〜」というブログを運営している「ねこひげ先生」と申します。
「いつの間にかお金がない」と思ったことがある人は「お金の使い道」を見直すとよいでしょう。
経済的に余裕があったとしても「お金の使い道」を誤ってしまうことで不幸な人生を歩むことになります。あなたも一流スポーツ選手や芸能人が経済的破綻をしたニュースを目にしたことがありませんか。
本来であればお金に余裕があるはずの人たちが不幸になってしまうのは「お金の使い道」に原因があると考えられます。
ここで大切なのは、収入が増えたとしても「お金の使い道」次第ではココロが豊かにならないのです。逆に言えば、そこそこの収入でも「お金の使い道」次第でココロを豊かにするのも可能だということです。
これからお伝えすることを「お金の使い道」のヒントにしていただければ幸いです。
他人との比較のためにモノを買うことはいっときの幸せ
おすすめしないお金の使い道が「他人との比較のためにモノを買う」ことです。
本当に生活に必要なモノや自分が大好きなモノならお金を使っても良いかと思います。ただ他人に見栄を張ることが目的になったお金の使い道は浪費癖の始まりです。しかも、見栄からの消費は心が満たされた(と思う)のはいっときだけで、時間が経つにつれて薄れていきます。
例えば、高級時計やブランド品のバック、高級車などが本当に好きだったり、生活に必要で購入するのであれば問題ないのですが、「私はこんないいモノを持っているんだ」と誰かに見栄を張りたいがためにお金を使うとココロが満たされません。
最初は「すごーい!」「見せて見せてー!」と周囲の人から注目をされて気持ち良くなりますが、すぐに見向きもされなくなるでしょう。高級時計もブランド品も購入した目的が「自分のため」ではなく「他人に見せたい!」「他人からすごいと思われたい!」が先行していると要注意です。
ストレス発散の「無駄遣い」は本当に無駄
どうしても僕ら現代人はストレスを抱えやすい環境にいます。あなたも日々の仕事や家庭での出来事でストレスを抱えてしまうことがあるのではないでしょうか。
そのストレスの吐き口として「お金を使う」という選択をしていたら気をつけてくださいね。ストレス過多の状態では財布の紐がゆるくなります。暴飲暴食になったり、ネット通販で本当は必要じゃないものばかりを購入してしまったり…など心当たりはありませんか。
ストレスが溜まったときは無駄遣いになる可能性が高いことを忘れてはいけません。あとから冷静になったときに「なんで、こんなもの買ったんだろう……」と思っても遅いのです。「気がつけばお金がない」と思う人はストレスにさらされているときにお金を使い過ぎていないか今一度見直してみるのもよいのではないでしょうか。
3つのココロが豊かになる「お金の使い道」
それでは、どのようにお金を使えばココロが豊かになるのでしょうか。おすすめの「お金の使い道」は3つあります。
経験にお金を使う
まずは「経験」にお金を使うことです。消費するだけの「モノ」にお金を使うようりも「経験」にお金を使った方が幸福度が高まると言われています。
例えば、旅行や演劇、アクティビティにお金を使うのもいいですし、エクササイズや習い事などにお金を使うこともよいでしょう。
旅行や演劇であれば、あとから「思い出」に変わります。エクササイズや習い事であれば、自分の「スキルアップ」につながります。「経験」にお金を使うことで時間が経ってもかけがいのない「価値」になるのです。そう言った意味でも、経験した出来事(思い出)を共有できる誰かと一緒に行えることを選ぶといいでしょう。
時間を買う
次が「時間」を買うことです。「時間なんて買えないでしょ!」と思われる方もいるかもしれません。
時間は買うことができます。
例えば、面倒だと思われがちな「家事」です。この家事にかける時間は、最新の家電製品を使うことで短縮することが可能です。我が家でも食洗機やドラム式洗濯機乾燥を使っています。
食洗機を使うことで食器洗いにかけていた1日10分程度の時間短縮を実現できたり、ドラム式洗濯機乾燥を使うことで干す手間が省けています。僕自身、その空いた時間を趣味に利用したり、猫と遊んだりすることで有意義になったと実感しています。
あとは通勤時間が長くて苦労している人は、職場近くの家に引っ越して通勤時間を短縮するのも「時間」を買う一つの方法になります。まずは「時間をムダにしていることがないかな?」「もっと効率的にできることがないかな?」と今一度思い返してみるとよいでしょう。
他人にプレゼントする
最後が「他人」にプレゼントです。様々な研究で「与える人」ほど幸せになりやすいと言われています。
プレゼントを贈ると思うと「良いモノを渡さないと」「高価なモノをあげないと」と気負ってしまう人もいるかもしれませんが、「ちょっとしたモノ」でいいのです。
例えば、職場の同僚や上司に週末に遊びに行った先のお土産を買ってあげる、大切な恋人や家族にスイーツを買ってあげる、など自分が無理ではない範囲でプレゼントすることが大事です。
逆に高価なモノを贈ると、贈られた側も「何かあるんじゃないか」と不審がったり「お返しが大変だ」と困らせることになります。ポイントは「ちょっとしたモノ」をさりげなくプレゼントすることです。
人生、お金が全てではないけど大切!
お金に対して悪いイメージを持つ人も少なくありません。「お金の話をするのはよくない」「お金は人を不幸にする」などネガティブなイメージを持つ人もいます。
ですが、そんなことはありません。
確かに人生お金が全てではありませんが、お金をどのように貯めて、どのように使うかを考えることはとても大事なことです。
お金は人生を楽しむ「ツール」です。できれば、誰だってそのツールを有効活用し「価値」あるものしたいと思いますよね。
先ほどストレスでお金の無駄遣いが増えるというお話をしました。
まとめると日頃からストレス対策をして浪費癖を予防しつつ「経験にお金を使う」「時間を買う」「他人にプレゼント」という使い道を選択することで、ココロも豊かになっていくのではないでしょうか。
こちらの記事を日常のヒントにしていただけますと嬉しいです。
参考文献
「幸せをお金で買う」5つの授業 (中経出版)エリザベス・ダン (著), マイケル・ノートン (著)
<プロフィール>
ねこひげ先生
人生の攻略法を書きつづるブログ「ココロクエスト レベルアップ心理学」の著者。内向的な性格を 克服したいと思い、心理学や心の分析・改善に興味を持ち独自に学び始める。初の著書である 「引っ込み思案さん」の教科書(光文社)も好評発売中。
ココロクエスト レベルアップ心理学 (https://www.cocoro-quest.net/)