信用金庫と銀行の違いは何?各金融機関のメリット・デメリットを解説

2020年10月13日

信用金庫と銀行の違い

あなたが住む街にも、信用金庫があるのではないでしょうか。信用金庫は銀行と同じように口座を作ってお金を預けたり融資を受けたりすることができます。ただし両者の設立目的や特徴は大きく異なります。

全国ネットのテレビCMなどでも銀行が頻繁に紹介され信用金庫と比べるとどうしても信用金庫の知名度は落ちますが、実は信用金庫を選んだ方がよい場面も少なくはありません。ここでは信用金庫と銀行を比較して、信用金庫のメリットやデメリットはどんなところにあるのか、詳しく解説しています。

信用金庫と銀行の違い

信用金庫と銀行は、いずれも同じように口座を開設したりお金を預け入れたりできるため、消費者の視点からみると同様に使える金融機関に見えるかもしれませんが、実際には大きな違いがあります。

まず銀行は株式会社の形態をとった営利目的の組織であり、株主に利益を還元するのが主な目的です。営業は全国規模となり、全国展開する大企業との取引も多くなっています。

たいして信用金庫は「地域の資金を地域に還元する」という目的のもとに設立された非営利法人です。庶民が取引できるのが銀行だけになってしまうと都市部に集中し「地方が取り残されるのでは?」という不安を払拭するため、信用金庫は設立されたわけです。

そのため各銀行が全国的に店舗が存在するのに対し、各信用金庫は地域密着型であり営業地域は限定されます。また銀行は基本的に誰でも利用が可能ですが、信用金庫はその地域で住んでいたり働いていたりする人などの条件を満たしていないと利用できません。

信用金庫は、地域の方々が利用者・会員となって互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的とした協同組織の金融機関で、主な取引先は中小企業や個人です。利益第一主義ではなく、会員すなわち地域社会の利益が優先されます。

出典:信用金庫と銀行・信用組合との違い | 一般社団法人全国信用金庫協会

信用金庫と銀行の違いを表にしてまとめると以下の通りです。

信用金庫 銀行
組織形態 会員出資による協同組織の非営利法人 株式会社の形態をとった営利法人
根拠法 信用金庫法 銀行法
営業地域 地域密着型 全国展開
目的 地域の発展・相互扶助 株主への利益還元
主な取引先 中小企業・個人 大企業など全国展開の企業
預金と融資 預金については制限なし。

融資は基本的に会員に対してのみだが、制限付きで会員以外への融資も可能。

特に制限はない
会員(組合員)資格 営業地域内で以下に該当する人

・住んでいる
・勤務している
・事業所をもっている

■事業所の場合

従業員300人以下または資本金9億円以下

このような特徴の違いから、それぞれメリット・デメリットも異なります。口座開設や融資を申し込むときに、一概に「銀行の方がいい」「信用金庫の方がよい」とはいえません。両者の特徴を知り、ご自身の希望や都合に合う方を選ぶとよいでしょう。

信用金庫は経済状況が悪い時でも公平に対応してくれる

表にまとめたように銀行が営利組織であるのに対し、信用金庫は非営利組織であり地域発展・相互扶助が主目的です。そのため銀行は借主の経済状況が悪化した場合、残念ながら素っ気ない対応となることが多いのは否めません。「銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」なんて悪口を言われることもあります。

たいして信用金庫は借主の経済状況が悪化したときにでも、それまでと変わらず公平な対応をしてくれます。信用金庫は利益を上げることより、地域経済を守ることを重視しているからです。そのため信用金庫との関係性を強めておけば、いざというときに融資を引き出しやすくなるでしょう。

銀行にはない信用金庫のメリット

銀行と信用金庫、それぞれの概要についてみてきました。それでは銀行にはない信用金庫のメリットはどんなところにあるのでしょうか。ここでは信用金庫を選ぶ主なメリットを解せします。

個人事業主・中小企業にも親身な対応をしてくれる

銀行と比べると信用金庫は、個人事業主や中小企業への対応が手厚く親切です。この点は、信用金庫を利用する際の大きなメリットと言えます。

銀行は民間の企業と同じく利益を上げることを優先しますから、個人事業主や中小企業より大企業との取引を重視します。より企業規模の大きい相手の方が、まとまった利益を出しやすいからです。

たいして信用金庫の主目的は利益を上げることではなく、地域で集めたお金を中小企業や個人へ還元することにあります。そのため銀行と比べると、個人事業主・中小企業に対して親身に対応してくれるわけです。無料の創業支援サービスや、ビジネスマッチングの機会の提供などによって、地域経済の活性化に貢献しようとする信用金庫も多いです。

とはいえ、利益が優先でないにしても融資をする際は、利用客の経済状況・資金計画に関する審査が行われないわけではありません。地域密着といっても、信用金庫でも貸したお金を回収できそうにない相手に融資はできないためです。

ただし銀行と比べると信用金庫の審査は柔軟であり、事業主はどんな人で、本当にその事業は成長が見込めるのか、長い目で見て審査くれる傾向があります。特に融資までに営業マン等との関係性を築き上げておけば、さらに審査を通過しやすくなります。

そのため中小企業や個人経営の事業主の方は、今後どこから融資を受けたいと考えるのであれば、信用金庫とのコネクションを固めておいた方がよいでしょう。たとえば信用金庫で定期預金や積立をするのも1つの手です。中小企業などで従業員を雇っている場合は、給与の振込先として信用金庫を指定すると、信用金庫の対応もより手厚くなります。

配当利回りが比較的良好

顧客への利益還元を優先する信用金庫では、銀行と比べると扱う金融商品の利回りが比較的良好であるというメリットもあります。金融機関や商品にもよるので、事前に銀行の商品と比べてから決める必要があるものの、信用金庫の方が条件の良い商品を見つけられる可能性が高いです。

くわえて定期積立などを利用すれば、信用金庫の営業担当者に毎月集金に来てもらうこともできます。それによってその信用金庫との関係性を築いておくのもよいでしょう。

信用金庫のデメリット

利益より顧客を大事にしてくれる信用金庫にはメリットが多いですが、その一方で全国展開をする銀行と比べると使いにくい点もないわけではありません。ここでは注意しておきたい信用金庫のデメリットについて、まとめて紹介します。

営業エリア内に住む方しか利用できない

信用金庫には、それぞれ営業エリアがあり、基本的にその営業エリア内で居住していたり働いていたりしている人しか使えません。ある信用金庫の金融商品が気に入ったからと言って、その営業エリアで暮らしていない人・働けない人は使えないわけです。

信用金庫の名称は以下のように地域名がついていることも多いですが、これは各信用金庫の本店がある場所を示し、その周辺がその銀行の営業エリアとなります。たとえば東京の巣鴨に本店がある「巣鴨信用金庫」の営業エリアは以下の通りです。

東京都 都内23区および西東京市、東久留米市、清瀬市、東村山市、武蔵野市、三鷹市、小平市
埼玉県 戸田市、さいたま市、蕨市、川口市、越谷市、草加市、和光市、新座市、朝霞市、志木市、富士見市、ふじみ野市、川越市、鶴ヶ島市、坂戸市、入間郡三芳町、所沢市、狭山市、春日部市、上尾市、入間市、八潮市、三郷市
千葉県 松戸市、船橋市、柏市、市川市

ご覧の通り、巣鴨がある東京都豊島区をはじめ東京・埼玉・千葉に営業エリアが広がっています。

転勤などで引越しをして他の地域へうつると、引越し元で使っていた信用金庫は利用できなります。そのため転勤の多い方などにとっては、信用金庫は選びにくいでしょう。

全国の信用金庫、関連機関の紹介サイト

対応できるATMの数が少ない

利便性の面でみると信用金庫は、銀行に劣るのは否めません。たとえば入出金や通帳記帳などを行うATMの数は、銀行と比較すると信用金庫は少ないです。そのためATMをよく使う方は、信用金庫は不便に感じるかもしれません。

なお信用金庫とは言え、自金庫のATMでしかお金の入出金ができないわけではありません。「しんきんATMゼロネットサービス」というサービスがあり、「しんきんATMゼロネットサービス」のステッカーが貼ってある全国の信用金庫ATMなら、手数料なしで入金・出金が可能。手数料がかかるものの、コンビニATMを使う手もあります。ただし通帳機能は自金庫のATMでしかできないなどの制限がある点には注意が必要です。

また銀行ではインターネット上のウェブサービスや専用のスマートフォンアプリが充実していますが、信用金庫は必ずしも同様のサービスがあるとは限りません。銀行のあとを追うように信用金庫もインターネット・スマートフォンアプリによるサービス展開を始めていますが、全ての信用金庫が対応しているとは限りません。使い勝手や機能性に関しても、先行する銀行の方が優れている場合も多いようです。

基本的に窓口でしか契約できない

昨今の銀行では口座開設などの契約手続きについて、利便性を高めるために窓口へ実際に赴くだけでなくオンラインですませられるところも多いです。中にはオンラインのみで全ての手続きを完結できる「ネット銀行」という種類の金融機関もあります。

たいして信用金庫は基本的に窓口へ行かないと口座開設等の手続きができないところが多くなっています。その分だけ、信用金庫の利用は面倒に感じる方も少なくはないでしょう。(前述の巣鴨信用金庫のように、オンラインで口座開設できる信用金庫もあります。)

まとめ

銀行が営利目的の金融機関なのに対し、信用金庫は地域に根差す非営利の組織であるなど両者には大きな違いがあります。信用金庫は銀行と比較すると、中小企業や個人事業主が相手でも比較的親身に相談にのってくれます。

融資の際も、長い目でみて審査をしてくれるので、中小企業・個人事業主なら銀行より借りやすいでしょう。銀行と比べると、金融商品の配当や利回りが良い傾向があるいうメリットもあります。

一方で、自金庫のATMが少なかったり、営業エリアで暮らしているか働いていないと使えなかったりといったデメリットはあるものの、人によっては信用金庫の方があっているという場合も少なくありません。この記事を参考にして、銀行・信用金庫どちらを利用するか検討いただければ幸いです。

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