320社カードローンを選ぶ

グレーゾーン金利とは?「9.2%の差」

2017年1月16日

金利を定めた「利息制限法」と「出資法(出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律)」
という2つの法律に「平成22年6月17日以前まで存在した上限金利の差」のことです。
「利息制限法って何?出資法って何?上限金利って何さ?法律のことはよくわからない…」という方のために、
もっとわかりやすく表します。

シンプルに、以下の3つ、

  • 「金利は一番高くともここまで!ということを決めた法律が2つある」
  • 「上限金利(金利の最大値)を決める2つの法律とは、利息制限法と出資法」
  • 「利息制限法の上限金利は年20%、出資法の上限金利は年20%(平成22年6月17日以前までは29.2%)」

であることをまず覚えてくださいね。

ここでポイントになるのは、
利息制限法の上限金利は、年20%
出資法の上限金利は、平成22年6月17日以前までは29.2%
であることです。平成22年6月17日以前までは、2つの法律のあいだに「9.2%の差」が出ていました。

グレーゾーン金利とは、この「平成22年6月17日以降は存在しない9.2%の差」のことです。

グレーゾーン金利をより具体的に見ていくとこんな具合です。

利息制限法の上限金利 年15~20%
(元本が10万円未満だと年20%、10万円以上100万円未満だと年18%、100万円以上だと年15%)
出資法の上限金利 年20%(平成22年6月17日以前は年29.2%)

今のカードローンは、この2つの利率を守って運営されています。

グレーゾーン金利の何が問題なのか?

消費者金融会社をはじめ金融機関では、規制の多い金融業界の基礎知識として、グレーゾーン金利は常識でした。
いっぽう、大多数の普通の人は金融業界や法規制のことはわかりません。
かんたんに言うと、

  • 大多数の普通の人は、金融業界や法規制のことはよくわからない
  • 出資法(平成22年6月17日以前は年29.2%)には罰則があるが、利息制限法(年20%)には罰則はない。
  • 消費者金融会社がこの「9.2%の差」を使って、必要以上に利息を取っていた

ことが、問題だったのです。

「金利は一番高くともここまで」というルールが2つあり、低い利率には罰則がついて、高い利率には罰則なし。これは法律のスキをついた不公正なビジネスですよね。このグレーゾーン金利を使ったビジネスをしていた主な企業は、消費者金融会社(アコム、プロミス、アイフルなど多数)です。このほか、クレジットカード会社(ショッピング系から銀行系まで多数)など様々です。

信用情報機関のJICC(日本信用情報機構)によれば、およそ1,100万人が消費者金融から借り入れをしています。
JICCはこちら
加入する貸金業者による無担保保証貸付データ

総務省統計局によれば、高齢者含めた18歳以上の人口が1億700万人前後であるので、単純計算すると「18歳以上の人口のほぼ10分の1が消費者金融から借り入れている」ことになります。
グレーゾーン金利で不公正なビジネスをしていた金融機関も、そこから借り入れをする人も相当多いため、社会問題化したのですね。

グレーゾーン金利を細かく見る

グレーゾーン金利が、大きい企業や多数の人を巻き込んだ社会問題であることが、ここまででわかりました。グレーゾーン金利の「9.2%の差」について、もっと細かく見てみましょう。
法律の条文をわかりやすく説明するため「グレーゾーン金利とは、9.2%の差である」と書きましたが、これは利息制限法による法定金利によって異なります。この「9.2%の差」は、借入金額の多さによって変わります。

最初に「利息制限法による上限金利は、元本が10万円未満だと年20%、10万円以上100万円未満だと年18%、100万円以上だと年15%」になると書きました。

このおさらいも兼ねて「9.2%の差」を見ていくと、グレーゾーン金利は3パターンに分かれます。

  • 【借入金額が10万円未満のとき】…「9.2%の差」=出資法の上限金利29.2%-利息制限法による上限金利20%
  • 【借入金額が10万円以上100万円未満のとき】…「11.2%の差」=出資法の上限金利29.2%-利息制限法による上限金利18%
  • 【借入金額が100万円以上のとき】…「14.2%の差」=出資法の上限金利29.2%-利息制限法による上限金利15%

グレーゾーン金利は、「9.2%の差」だけでなく、借入金額に応じて「11.2%の差」と「14.2%の差」の3パターンに分かれます。
なぜグレーゾーン金利を金融会社が使えるの?「みなし弁済」があったから

「グレーゾーン金利ってズルいなぁ。なんで法律の抜け穴が存在していたの?」

そう思う方はきっと少なくないはずです。このウラには、「みなし弁済」という、今では廃止された仕組みがあります。

「みなし弁済」とは、「利息制限法の上限金利を超えた利息を受け取っても、所定の要件を満たせば、有効となる」という仕組みです。つまり、グレーゾーン金利の「9.2%の差」と「11.2%の差」と「14.2%の差」が有効になる制度ということです。

「みなし弁済」は、以下の5つの要件すべてを満たすと有効になりました。

  • 貸主が貸金業登録されている貸金業者であること
  • 貸金業規制法17条所定の要件を満たす書面を、契約する際に借主に交付していること
  • 貸金業規制法18条所定の要件を満たす書面を、弁済する際に借主に直ちに交付していること
  • 利息の支払いを認識して(利息額がいくらか知った状態で)、借主が約定利息を支払ったこと
  • 任意に(自分の意思に基づいて)、借主が約定利息を支払ったこと

これは貸金業法第43条に定められています。

ここで出てきている「書面」とは、「貸金業者の商号・名称(社名)・や氏名、契約年月日、貸付の金額、貸付の利率、返済の方式、返済期間及び返済回数など」を含む書面です。簡単に言うと、「17条の書面は、契約書」「18条の書面は、入金の領収書」ということになります。

この5つの条件を満たすだけで「グレーゾーン金利が法的にOKになる」わけです。金融会社は、何も知らない大多数の人、ともすれば経済的に追い込まれた人に対して、法律で決まったことを超えて、借り入れをさせることができるわけですね。

「ズルいなぁ」と思ったあなた、グレーゾーン金利のウラこのような「みなし弁済」というカラクリがあったことを、よく覚えておいてくださいね。「このカラクリをどうやって解決させようと社会が動いたか」を続けていきます。

最高裁の判決で、グレーゾーン金利を支えた「みなし弁済」が無効になった
最高裁判所は平成18年1月13日、「みなし弁済」を死文化させる判決を下しました。これは、グレーゾーン金利が法的に廃止される4年くらい前のお話です。

簡単に言うと、
「事実上、支払いを強制しているから、任意の利息支払いではありません」
「利息制限法に基づく【法定利息】さえ払えば良いです」
「こうなると、みなし弁済は成り立ちません」
という内容の判決です。

少しずつ細かく見ていきましょう。

まず前提を理解するために「期限の利益喪失」という単語を覚えてください!
これは「月々の支払い期限を一定期間過ぎた(=期限の利益を喪失した)ら、一括で返済して、かつ遅延損害金を払いなさい」というものです。
インターネット全盛の時代、今は少なくなりましたが、レンタルDVDを借りて放置してしまったときを想像しましょう。このとき払う「延滞金」を、もっともっと厳しくしたものだと考えてください。
この「期限の利益喪失」は、貸金業者からお金を借りるときに結ぶ「金銭消費貸借契約」に、特約として盛り込まれています。

その特約の内容は、

【約定利息】(借主と貸主が結んだ契約での利息)の支払いを怠ったら、「期限の利益喪失」が発生しますよ

というものです。

いっぽうで最高裁の判決は、「これじゃダメ」

  • 「【法定利息】(利息制限法で決まった上限利率)の支払いを怠ったら期限の利益喪失が発生します」じゃないとダメ。
  • さもないと、法的に支払う義務のない超過分の利率の支払いまで強制していて、「債務者の自由な意思により支払ったとは言えない」となりますよ。
  • したがって、「みなし弁済」は成り立ちません

という内容です。

みなし弁済が成り立たないということは、グレーゾーン金利も成り立ちません。グレーゾーン金利を用いた高利に苦しむ人を助ける、歴史的な一歩だったと言えますね。

グレーゾーン金利撤廃!過払い金返還請求と、弁護士・宇都宮健児氏

テレビCMや、電車・バスの広告で「“過払い金返還請求”を承ります!」という法律事務所や司法書士事務所のキャッチコピーを目にすることが数多くあると思います。これはグレーゾーン金利があったことが、そもそもの発端です。

社会問題としてのグレーゾーン金利は、ここまででお伝えしたように、最高裁判決や法改正で完全にストップがかかりました。もう新たにグレーゾーン金利で借り入れすることはできません。いっぽう、過去にグレーゾーン金利で借り入れしていた人に関しては「多く払いすぎていた利子」が残っています。これを「払いすぎた分として、手続きを経て返してもらえる」ようになったというわけです。これが「過払い金返還請求」です。

グレーゾーン金利の撤廃と、過払い金返還請求。この流れを語る上で、絶対に外せないキーパーソンがいます。
弁護士・宇都宮健児先生です。

氏の弁護士としての主要な活動は、多重債務問題、消費者金融問題の弱者救済が中心。
このほか、地下鉄サリン事件の被害者救済にも携わっています。
金融に関しては、全国ヤミ金融対策会議代表幹事を務めるなど、悪質で不公正な現状に対する対策を30年以上打ち出してきています。グレーゾーン金利が撤廃された流れは、宇都宮健児先生のライフワークに支えられていると言っても過言ではありません。氏はこの業績を認められ、日本弁護士連合会の会長を2010年から2011年にかけて務めています。

参照:宇都宮健児先生のインタビュー
また2012年、2014年と、東京都知事選挙に立候補しています。2016年の都知事選では政局を鑑みて立候補しない立場を取りましたが、その動向は連日マスコミを賑わせたとおりです。

グレーゾーン金利に関するまとめ

グレーゾーン金利とは何か?に始まり、問題点、法制度の流れ、最高裁の判決、グレーゾーン金利の廃止、過払い金返還請求、政治……と、一気に眺めました。いろいろな人や企業や出来事が組み合わさっています。グレーゾーン金利の行き着いた先である、「過払い金返還請求」ばかりが目立つことが多いですが、グレーゾーン金利の経緯を知り、その上でカードローンとうまく付き合うことが大切ではないでしょうか。

審査データ一覧

よく読まれている記事一覧

カードローンおすすめランキング

借入が可能な時間は?

1

プロミス

4.5

平均融資額
17万円
総合評価
4.5
  • 30日間無利息サービスでお得に借りれる
  • 最短1時間で借りれるので急ぎの方でもOK

公式サイトへ

4.5%〜17.8%
1万円~500万
最短30
最短1時間
良い匿名さん

子どもが人の車を傷つけてしまい、急に修理費が必要となったため、...

続きを見る

悪い匿名さん

借入が容易であると友人から聞き、プロミスを利用しました。急な転...

続きを見る

2

モビット

4.5

平均融資額
17万円
総合評価
4.5
  • WEB完結や郵送・会社への電話・来店すべてなし
  • 即日融資OK

公式サイトへ

3.0%〜18.0%
1万円~800万
最短即日
最短即日融資
良い匿名さん

5年前に自己破産を経験しています。クレジットカードは持っていま...

続きを見る

悪い匿名さん

私は生活費が足りずに困った時にモビットを利用してお金を借りたの...

続きを見る

平均融資額
19万円
総合評価
4.3
  • 最高金利の低さが14.0%と目立つ
  • 限度額10万円~800万円と高額借り入れも可能
    ※ご利用は計画的に

公式サイトへ

2.0%〜14.0%※注釈(1)
10万円~800万円
-
-

※適用金利はご契約極度額に応じて異なります。
※ご利用は計画的に!

良い匿名さん

勤務先の給与が振り込まれる銀行なので、借入も同じところにしまし...

続きを見る

悪い匿名さん

借り入れも返済も非常に便利で、とても使いやすかったです。これな...

続きを見る

カードローンおすすめランキング一覧

条件で探す

掲示板

TOP