10万円、100万円といった大金が必要なわけではなく、来月のお給料が入ればすぐに返せるような少額のお金に困った経験が、誰にでもあるのではないでしょうか。
とはいえ、ほんのちょっとした金額のために金融機関でお金を借りるのは大げさに感じる人も多いと思います。
たくさんの契約書類に名前を書いたり、ハンコを押したりするのは面倒ですし、融資を受けるまで審査で時間がかかってしまうイメージがありませんか?
「数万円程度なのだから、審査なしで今すぐ気軽に借りたい!」という気持ちになるのではないでしょうか?
学生時代にお金を借りようとして審査が通らなかった経験がある人は、そもそも審査に通るかどうか不安になるでしょう。
結論からいうと、少額融資でも審査なしで借りることはできません。
簡単な手続きで素早く融資を受けられるカードローンでも、審査なしで利用できるサービスはありません。
借入方法 | メリット | リスク |
消費者金融カードローン |
・契約すれば何度でもお金を借りることが可能
・銀行やコンビニのATMからいつでも借入できる |
・申込時に審査が必ず実施される
・銀行に比べて金利が高め ・収入がまったくない方は利用不可 |
銀行カードローン | ・消費者金融より金利が低めに設定されている
・総量規制の対象外 |
・消費者金融に比べて審査が難しい
・収入がまったくない方は利用不可 |
クレジットカードのキャッシング機能 | ・クレジットカードさえ持っていればいつでも利用できる
・借入時に審査を受ける必要がない |
・消費者金融と同様に金利が高い
・借入するとショッピング枠が減ってしまう |
個人間融資 | ・審査なしで借入できる | ・闇金業者の被害に遭う可能性が高い
・取引時にトラブルが発生しやすい ・返済時に高額な利息や手数料を請求される |
この記事では審査なしでカードローンが利用できない理由や、オススメの借入方法などについて紹介します。
融資金額が少額でも審査は必須
金融機関はさまざまな法律に従って許可を受けた上で融資を行っています。貸金業者が法律に違反した場合、営業停止や許可の取り消しなど重い罰が課せられます。
たとえば、カードローンを運営する消費者金融の場合、利用者の年収の1/3を超える貸付を禁じる【総量規制】の対象となっています。
対象となるのは消費者金融のみだが、一部の銀行カードローンでも適用されている。
たとえば年収300万円の方がお金を借りる場合、借入金額の上限は100万円までとなります。
これは1社からの借入れではなく、すべての貸金業者からの借入額の合計に適用されます。
そのため申込者がすでに他社から80万円借りていた場合、利用限度額は最高でも20万円までです。
カードローン事業者は法律に従って適切な融資を行うために、必ず申込者の年収と現在の他社での借り入れ状況を確認します。
ちなみに銀行は貸金業者ではないので、銀行での借入れは総量規制の対象外です。住宅ローンで年収の何倍もの借入れがある人は多いと思いますが、こちらは総量規制には加算されません。
お金に困っていると「審査なしで借りられる」と宣伝する業者が目に入ることがありますが、審査なしでお金を貸す業者には、法律に従って適切な融資を行おうという姿勢がありません。利用者の返済能力に関係なく、違法な高利で借入れを強要する恐れがありますので、どのような場合でも、絶対に手を出さないよう注意してください。
元が少額の借入れだったとしても、利息が利息を生んであっという間にとんでもない金額の返済を迫られるのが、高利息の恐ろしさです。<加えて、法律で禁じられている自宅・職場への押しかけや脅迫・暴力を使った取り立てなど、危険な目に遭いかねません。
また「闇金融」と呼ばれるこのような違法な業者に一度でも接触してしまうと、詐欺のターゲットとして個人情報が流出することもあります。
総量規制に関わる部分のほかにも、カードローンの事業者はそれぞれ独自の基準で審査を行います。
これは申込者が借りたお金を確実に返済できるかどうかを検証し、貸し倒れを防ぐためです。
利用者が返済に困って自己破産してしまうと、貸したお金が返ってこなくなったカードローン会社自身も困るのです。裏を返せば、無理なく返済できる額のお金を借りるだけなら、審査に通りやすいということです。
借りる金額を少額に抑えれば、簡単な審査で素早く融資を受けられるようになります。
少額融資におすすめのカードローン
審査に通りやすい少ない金額を借りるなら、少額融資向けのサービスがあるカードローンを利用するとさらにお得です。
少額なら短期間に完済しやすく、無利息サービス期間を活用して利息を払わずにお金を借りることもできます。
ここでは少額融資にオススメなカードローンをご紹介します。
最大180日間無利息のレイクALSA
融資まで必要な時間 | 最短60分 |
即日融資 | 〇 |
無利息期間 | 契約日翌日から最大180日間 |
勤務先に電話 | あり |
担保・保証人 | 不要 |
必要書類 | ・本人確認書類(運転免許証、銀行口座等)
・収入証明 |
WEB申込み | 〇 |
利用可能額 | 1万円~500万円 |
毎月の返済 | 4,000円~ |
金利(実質年率) | 4.5%~18.0% |
対象者 | ・満20歳~70歳
(国内居住・日本の永住権を取得していることが条件) |
「最短15秒で審査結果を表示」をうたうレイクALSAは、5万円までの少額なら180日間無利息となるサービスがあります。
契約の翌日から180日(約6ヵ月)の間は何度借入れても、5万円以下の部分に利息がつきません。
たとえば、8万円を借入れた場合は、5万円を超えた3万円分の利息を支払うだけで済みます。
5万円を借りて完済し、もう一度5万円を借りた場合も無利息期間が適用されます。
少額を計画的に返済するなら、利息なしで利用できるお得なサービスです。
またレイクALSAは、スマートフォンやパソコンを使って24時間いつでも申し込みが可能で、営業時間内であれば最短30分ですべての手続きが完了し、融資を受けることができます。
申し込みできるのは、満20歳から満70歳の日本国内に居住する人です。
主婦や学生でも、パートやアルバイトで定期的な収入があればOKです。
また、日本の永住権を取得している外国籍の人も申し込み可能です。
申し込み時には運転免許証などの本人確認書類や収入を証明する書類が必要となりますが、少額の場合は収入証明を省略できることもあります。
安定収入があるかを確認する一環で、勤務先へ電話がかかってくることもあります。
この電話では「〇〇さんはいらっしゃいますか?」と確認されるだけで、電話口でレイクALSAと名乗ることはありません。
審査ではこのほか、年齢や職業、他社での借入れ履歴などがチェックされます。
すでに他社での借入れがあり審査が通るか不安な人は、レイクALSAのウェブサイトで「お借入れ診断」を行うことができます。
即日融資可能・無利息期間があるプロミス
融資まで必要な時間 | 最短1時間 |
即日融資 | 〇 |
無利息期間 | 初回利用日翌日から30日間 |
勤務先に電話 | あり |
担保・保証人 | 不要 |
必要書類 | ・本人確認書類(運転免許証等)
・収入証明(※希望借入額が50万円を超える場合または希望借入額と他社での利用残高の合計が100万円を超える場合) |
WEB申込み | 〇 |
利用可能額 | 最大500万円 |
毎月の返済 | 1,000円~ |
金利(実質年率) | 4.5%~17.8% |
対象者 | ・契約時に満20歳以上69歳以下である方
・安定した収入がある方(アルバイト、パート可) |
プロミスの専用アプリを利用した「アプリローン」なら、基本的に24時間いつもでも即日融資が可能です。
希望融資額が50万円以下の少額であれば、また他社での借入残高と合計して100万円を超えなければ、収入証明書類も必要ありません。10万円以下の少額を借りる場合は、ほとんど気にしなくても良いでしょう。
申し込みから審査~契約まで最短1時間で完了し、カードを使わずにコンビニエンスストアのセブン銀行ATMから借入れできるようになります。
銀行口座を登録すれば24時間365日土日・夜間でも振込入金で融資を受けられるので、ATMを利用する必要すらありません。
また、メールアドレスを登録してWeb明細を利用すれば、初めて借入れした翌日から30日間は無利息となります。
他社の無利息サービスは「契約日の翌日から〇日」というものが多く、契約したら借入れをしていなくても無利息期間を消化してしまいます。
プロミスの場合は、初回借入日の翌日から無利息期間が発生するので無駄がありません。
プロミスには他にも、少額の借入れにお得な特徴があります。
その一つとして、提携ATMの種類によっては千円単位での借入れが可能な点があります。
借入額をできるだけ少なく抑えることで、一括返済がしやすくなり利息も最低限で済みます。
自分のペースで計画的にカードローンを利用したい方には、たいへんありがたいサービスです。
カードローン審査が通れなくなる3つの原因
カードローンを申し込む時は事前に審査が通れない原因を確認し、頽落を行っておく必要があります。
審査が通れなくなる主な原因は、以下の3つです。
ここではそれぞれの原因について詳しく解説します。
申込条件が満たされていない
消費者金融や銀行が提供しているカードローンには、各商品ごとに申込条件が設定されています。
たとえばレイクALSAの場合、申込条件は以下の通りです。
・国内居住の方で日本の永住権を取得している方
申込時に指定された条件が満たされていないと、審査を通過することはできません。
カードローンの申込条件は、カードローンの公式サイトなどで確認できます。
条件さえ満たしていれば、カードローンは誰でも申し込むことが可能です。
内容によっては、学生や専業主婦の方でも契約できる場合があります。
これからカードローンを申し込む方は、必ず申込条件が達成できているかチェックしてください。
収入が安定していない
基本的にカードローンは、安定した収入がある方を対象にした金融商品です。
審査時に「この申込者は収入が不安定だ」と判断された場合、ほぼ確実に審査落ちしてしまいます。
安定した収入があることを証明するには、勤続年数の長さをアピールするのが最も有効です。
勤続年数が長い方は、勤続年数が短い方に比べて離職率が低くなります。
審査を申し込んだ場合、【離職率が低い=収入が安定していて返済能力が高い】と判断される可能性が高いです。
審査を有利に進めたい方は、最低でも勤続年数が1年以上経ってから申し込みを行ってください。
信用情報に傷がついている
カードローンを申し込む時、最も注意すべきなのは【信用情報】です。
金融商品の利用履歴や申込件数、返済状況などのデータが記録されている。
信用情報の中には、カードローンの返済遅延といった事故情報も記録されます。
申込時にこれらの情報が見つかった場合、審査を通過することはできません。
カードローンを申し込む時は、申請前に必ず信用情報をチェックしてましょう。
ちなみに信用情報機関へ記録された事故情報には、それぞれ登録期間が存在します。
各情報の登録期間は、以下の通りです。
事故情報の内容 | CICの登録期間 | JICCの登録期間 | KSCの登録期間 |
61日以上の延滞 | 5年 | 1年 | 5年 |
3ヵ月以上の連続延滞 | 5年 | 5年 | 5年 |
債務整理 (任意整理・個人再生など) |
5年 | 5年 | 5年 |
自己破産 | 7年 | 5年 | 10年 |
代位弁済 | 記載なし | 5年 | 5年 |
強制解約 | 記載なし | 5年 | 5年 |
これらの登録期間を満了すると、事故情報は自動的に消去されます。
過去に金融事故を経験した方でも、事故情報が消去されていれば審査を通過することは可能です。
「昔ローンの返済を遅延・延滞したことがある」という方は、事故情報が消えるまで申し込みを控えてください。
少額融資の審査に通すコツ
カードローンの審査は、皆さんが思っているほど難しいものではありません。
申し込む前に落ちる原因を特定し、対策を行っておけば収入の少ない方でも審査を通過できます。
ただしカードローンを申し込む時は、以下の点に注意が必要です。
希望金額を10万円以下に抑える
金融機関は、利用者の収入と返済金額のバランスを重視してチェックします。
希望融資額を小さくすることで、収入に不安のある人でも審査に通りやすくなります。
消費者金融のカードローンは銀行のフリーローンよりも最低借入金額が低く設定されているので、10万円以下の少額でも借入れしやすいのが特徴です。
少額の借り入れであれば、毎月の返済額も数千円まで抑えることができます。
融資の申込みは1社に絞る
銀行や消費者金融は、信用情報機関を通じて利用者の情報を共有しています。
これまでに返済が遅れたり債務整理をしたりといった経験があると、一定の期間、信用情報機関に記録が残り融資を受けにくくなります。
これが一般的に「ブラックリストに載る」といわれる状況です。
過去にお金に関する事故がなくても、短期間に複数のカードローンに申し込む利用者は金融機関に警戒されます。
複数の会社に同時に申込むと審査を通過するのが難しくなるため、申込みは1社に絞って確実に審査に通ることを目指しましょう。
まとめ
5万円ほどの少額融資であっても、法律に従って安心・安全にお金を借りるために審査を避けて通ることはできません。「審査なし」をうたって近づく違法な業者には、決して関わらないようにしましょう。
必要最小限のお金を用意するには、少額融資に最適な消費者金融カードローンを活用するのがオススメです。
借入れを少額に抑えることは、自分の返済できる範囲内で計画的に借入れ・返済を行うことにもつながります。