消費者金融カードローンは審査スピードが早く、即日融資にも対応することが可能なサービスです。
最近はいろいろな消費者金融がカードローンを提供するようになり、利用者の数も徐々に増えてきました。
しかし消費者金融にはメリットだけではなく、デメリットも存在します。
利用する方によっては、不満や使いにくさを感じてしまうかもしれません。
そのため消費者金融に申し込みを行う際は、メリット・デメリットを確認することがとても重要です。
事前に内容をよく確認しておくと、利用時の不満や使いにくさなどのトラブルを解消できる可能性があります。
この記事では消費者金融に存在するデメリットや、デメリットに有効な対策などを解説します。
消費者金融に存在するデメリット
消費者金融カードローンに存在するデメリットは、以下の5つです。
返済滞納をすると信用情報に傷が付く
収入が無ければ審査に通らない
総量規制の対象になる
借金返済で生活が苦しくなる
ここでは各デメリットについて詳しく解説します。
借入時の金利が高い
消費者金融は銀行に比べて、カードローンの金利が高めに設定されています。
各カードローンの金利は、以下の通りです。
金融機関 | 金利 |
アコム | 3.0%~18.0% |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
アイフル | 4.5%~18.0% |
楽天銀行カードローン | 1.9%~14.5% |
三菱UFJ銀行カードローン | 1.8%~14.6% |
このように、消費者金融カードローンの金利は銀行より約3.0%も高くなります。
そのため返済期間が長くなると、その分だけカードローンの利息が高額になる可能性が高いです。
消費者金融から借入を行う際は、返済時の利息に注意してください。
返済滞納をすると信用情報に傷が付く
カードローンの返済を滞納してしまうと、その情報は金融事故として信用情報機関に記録されてしまいます。
このように金融事故が記録された状態を、「信用情報に傷が付いた」状態といいます。
信用情報に傷が付いてしまうと、住宅ローンなどの金融商品が申し込みできなくなってしまいます。
すでに契約しているカードローンや携帯の分割払いも、一切使用することができません。
消費者金融カードローンを利用する際は、返済を遅延・滞納しないように気をつけてください。
ただし信用情報機関に記録された金融事故は、一定期間保管された後に消去されます。
金融事故を起こした経験がある方でも、事故情報が消去された後なら申し込みを行うことが可能です。
収入が無ければ審査に通らない
消費者金融カードローンは原則として、20歳以上で安定した収入を得ている方だけが申し込みできるサービスです。
そのため収入が全くない、専業主婦・無職の方は申し込みを行うことができません。
また年金などの支援金で生活をしている方も、同様に申込の対象外となります。
消費者金融から借入を希望する方は、安定した収入が得られる職業に就くまでは申し込みを控えてください。
総量規制の対象になる
総量規制とは利用者の過剰債務を防ぐために、貸金業者に対して施行された法律のことです。
この法律により個人が貸金業者から借入できる融資の額は、年収の1/3までと決められています。
たとえば年収が300万円の方がカードローンを利用する場合、限度額は100万円までです。
申し込みの際に希望額を100万円以上に設定した場合、ほぼ確実に審査で落とされてしまいます。
これからカードローンを申し込む方は、自分の収入に見合った希望額を申請してください。
借金返済で生活が苦しくなる
序盤で説明したように、消費者金融カードローンは銀行よりも金利が高めに設定されています。
そのためローンの返済が滞ってしまうと負担が大きくなり、日常生活に悪影響が出てしまう可能性が高いです。
人によっては借入件数がどんどん増えてしまい、多重債務に陥ってしまうかもしれません。
こうしたトラブルを防ぐためにも、消費者金融を利用する際は必ず返済プランを考えておいてください。
デメリット回避に有効な対策
消費者金融から借入を行う際は、さまざまなデメリットが生じます。
しかし事前にいくつかの対策を行っておくと、利用時のデメリットを回避することが可能です。
ここではデメリット回避に有効な対策を解説します。
アルバイトなどの職業で収入を得る
収入がないことでカードローンの申し込みができない場合は、アルバイトなどの職業に就いて収入を得るのが最も有効です。
基本的に消費者金融カードローンは、どの雇用形態でも申し込むことが可能です。
アルバイト・パートの方でも、安定した収入さえあれば審査を通過できるかもしれません。
収入が全くない方で消費者金融への申し込みを考えている方は、まず安定した収入が得られる仕事を探してみてください。
借入時は早期返済を心掛ける
「高金利」「返済滞納」といったデメリットが心配な場合は、借入を行う前に返済プランをじっくり考えておくべきです。
早期返済に適したプランを考えて実行すれば、返済遅延などのトラブルを未然に防ぐことができます。
また返済期間が短くなると、その分だけローンの利息も安く抑えることが可能です。
プランによっては、銀行カードローンよりも利息を節約できる場合があります。
金利の高さや返済トラブルが気になるという方は、申し込みを行う前にそれぞれの目的に合った返済プランを考えてください。
無利息期間を活用する
借金返済で生活に悪影響が出ないか心配な方は、無利息期間を活用してみてください。
無利息期間とは、一部の消費者金融が提供しているサービスの一種です。
このサービスを利用すると、一定期間無利息でローンの借入・返済を行うことができます。
ただしサービスの内容・利用条件・適用期間などは、各カード会社ごとに異なるので注意が必要です。
場合によっては、利用条件として申込方法や借入額が指定されていることもあります。
無利息期間の利用を考えている方は、事前に必ずサービスの申込条件や適用期間などを確認しておいてください。
消費者金融で実感できるメリット
ここまで解説した通り、消費者金融にはさまざまな内容のデメリットが存在します。
しかし対策を行うことでデメリットを回避すれば、消費者金融は多数のメリットを発揮してくれます。
ここでは。消費者金融で実感できるメリットについて解説します。
収入が少ない方でも利用できる
消費者金融カードローンは、審査さえ通過できればアルバイト・パートの方でも利用することができます。
そのため収入が少ない方でも、お金を借りることが可能です。
ローンの返済額も、それぞれの収入に合わせて自由に変更できる場合が多いです。
「今月は普段より収入が少なかった・・・」という時でも、すぐに対応することができます。
アルバイト・パートなどの職業で働いている方は、ぜひ消費者金融カードローンを活用してください。
即日融資にも対応することが可能
銀行カードローンは2018年1月から審査が厳しくなったせいで、即日融資に対応することができなくなりました。
当日中に手続きを完了させても、融資が受け取れるのは翌営業日以降になります。
しかし消費者金融カードローンは当日中に審査を完了させれば、即日融資に対応することができます。
「諸事情により今すぐ資金を用意する必要がある」という時にも便利です。
無利息サービスを利用することができる
消費者金融の中には、無利息サービスを提供しているカード会社が多数存在します。
こうしたサービスを利用することができるのは、消費者金融が提供するカードローンだけです。
銀行カードローンでは、このようなサービスを利用することができません。
そのため借入期間によっては、銀行よりも消費者金融の方が安い金利で借入できる場合があります。
少額融資や短期間の借入を希望する場合は、消費者金融カードローンを利用するのがおすすめです。
まとめ
消費者金融に存在するデメリットや有効な対策などを解説しましたが、いかがでしたか?
消費者金融カードローンを申し込む際は、デメリットに有効な対策を実行しておく必要があります。
きちんと対策を実践しておけばデメリットを回避し、さまざまなメリットを実感することが可能です。
うまくいけばローンの利息を節約し、返済の遅延・延滞といったトラブルも予防できます。
これから消費者金融カードローンを申し込む方は借入時のリスクを回避できるよう、いろんな対策を実践してみてください。