みずほ銀行カードローンに申し込んだ場合、カードローン審査の一環でおこなわれる「在籍確認」があるかどうか不安…という人も多いでしょう。
結論からいうと、みずほ銀行カードローンの審査では「電話での在籍確認」は実施されます。
在籍確認は、銀行カードローンや消費者金融カードローンの審査でも実施されることで、在籍確認が完了しないと原則審査通過はできません。
今回は、「みずほ銀行カードローンでの在籍確認の流れ」や、「在籍確認をスムーズにすすめてもらうためのコツ」について、詳しい情報をお届けします。
- みずほ銀行カードローン審査での在籍確認フローと電話のタイミング
- 在籍確認をスムーズにすすめてもらうためのコツ
- 在籍確認実施時に覚えておくべき注意点
みずほ銀行カードローンが行う在籍確認の会話内容
みずほ銀行カードローンの審査途中で実施される在籍確認は、「勤務先情報に嘘がないか?」を調べ、利用者の返済能力を確認する一環で実施されるものです。
勤務先への電話を不安視する人も多いと思いますが、本人の在籍が確認できれば2~3分で電話は終了しますので、それほど身構える必要はありません。
在籍確認の電話対応では、本人が「社内にいる場合」と「外出している場合」の2パターンが考えられます。
以下で、パターン別の会話内容をご紹介します。
申し込み者本人が電話対応した場合
まず、申し込み者本人が社内にいるケースについてです。
本人が会社にいる場合は、審査担当者からの電話に本人が直接出て対応する流れとなります。
みずほ銀行カードローンの在籍確認は、審査を担当する保証会社「株式会社オリエントコーポレーション」が実施します。
電話では、利用者のプライバシーに配慮して「銀行名・保証会社名・用件」などを話さないルールになっていますので、職場にカードローンの利用がバレる心配はないでしょう。
「申し込み者本人が出たとき会話内容」
「お電話ありがとうございます。□□株式会社の△△でございます」
「恐れ入ります。わたくし〇〇(※個人名)と申しますが、※※さま(申し込み者)はいらっしゃいますでしょうか?」
「はい。※※ですね。少々お待ちください」
「お電話かわりました。※※です」
「お忙しいところ恐れ入ります。わたくし〇〇と申しますが、※※さまご本人でいらっしゃいますでしょうか?」
「はい、そうですが」
「大変失礼いたしました。このたびはみずほ銀行カードローンにお申込みいただき、ありがとうございました。お勤め先の確認でお電話させていただきました。念のため、※※さまのご生年月日とご住所をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「昭和〇〇年〇月〇日です。住所は…」
「ありがとうございます。ご本人さまが確認できましたので、以上でお勤め先の確認は完了でございます。正式な審査結果はあらためてご連絡させていただきます」
申し込み者以外が電話対応した場合
つぎは、申し込み者本人が社内にいないケースについてです。
「申し込み者以外が電話対応するときの会話内容」
「お電話ありがとうございます。□□株式会社の△△でございます」
「恐れ入ります。わたくし〇〇(※個人名)と申しますが、※※さま(申し込み者)はいらっしゃいますでしょうか?」
「申し訳ございません。※※は外出しております。18時には戻りますのでお電話させましょうか?」
「さようでございますか。それではまたあらためさせていただきますので、折り返しのお電話は結構です。お忙しいところありがとうございました」
在籍確認は、申し込み者本人が対応しなくても勤務先に在籍していることさえわかれば、確認は完了します。
したがって、審査担当者が「またあらためます」と言った場合でも、確認が完了していれば再度電話することはありません。
みずほ銀行カードローンの在籍確認が行われるタイミング
みずほ銀行カードローンの在籍確認では「いつ電話がかかってくるの?」と、電話のタイミングを気にする人も多いのではないでしょうか。
みずほ銀行カードローンに限らずローン審査での在籍確認は、仮審査が完了したあとの「審査終盤」で実施されるのが一般的です。
参考までに、みずほ銀行カードローンの申し込みから契約までの流れを記載していますので、参考にしてください。
「みずほ銀行カードローン申し込みの流れ※WEB申し込みの場合」
Step1:パソコンでの申し込み(24時間可能) | みずほ銀行カードローン公式サイトから申し込みボタンを押し、必要事項を入力 |
Step2:審査 | 「みずほ銀行」と保証会社の「株式会社オリエントコーポレーション」による審査実施
※仮審査に通過すれば、審査終盤で在籍確認が実施される |
Step3:審査結果連絡 | 本人のメールアドレスに審査結果が送信される |
Step4:契約手続き | 必要書類の提出などを経てカードローン口座を開設する
※みずほ銀行に口座がある場合とない場合とで、手続き方法は異なる |
Step5:契約書類の郵送 | 自宅に契約内容確認書が郵送される |
Step6:利用開始 | すべての手続きが完了次第、キャッシングが可能になる
※カードローン専用型で契約した場合は、専用ローンカードが到着するまで1~2週間程度必要 |
みずほ銀行カードローンの在籍確認は「電話」
さきほど、「在籍確認の会話例」をご紹介しましたが、他社カードローンのなかには「書類での在籍確認」を実施しているところもあります。
在籍確認は「かならず電話で実施すべき」というルールはなく、どの方法で確認するかはローン会社や銀行の判断に委ねられているのが一般的です。
書類で在籍確認をする場合、一般的には勤務先名が明記された収入証明書を提出したり、健康保険証を提出したりすることで、勤務先を証明します。
みずほ銀行カードローンでは、原則「電話での在籍確認」が必須です。
どうしても電話確認をして欲しくない特殊な事情がある場合は、手続き途中で慌てないためにも、事前にみずほ銀行へ相談したほうがいいでしょう。
確認先は勤務形態ごとに異なる
みずほ銀行カードローンは、パートや派遣社員など正社員以外の人でも申し込めるローンです。
ただ、派遣社員や出向社員などは「実際に電話がかかってくる場所」に注意しましょう。
この記事の最後に、電話がかかってくる場所を一覧にしていますが、派遣社員の場合は「派遣先企業」に電話がかかってきます。
人材派遣会社には数千人~数万人のスタッフが登録していますので、派遣元の電話番号しか記入していない場合、在籍について即答できないケースも起こりえます。
在籍確認を素早く完了させるための対処法
ここまで在籍確認の概要についてお伝えしましたが、万一なんらかの事情で在籍確認が完了しないとなると、審査は中断されてしまいます。
そこで、在籍確認の電話をスムーズに終えてもらうための「3つのポイント」をご紹介しておきます。
在籍確認の電話があることを事前に報告する
ひとつ目は、「在籍確認の電話があることを事前に同僚へ伝えておく」という点です。
審査の一環で職場に電話をかけてくるのは、なにもみずほ銀行カードローンだけではありません。
クレジットカードやマイカーローンの審査でも、在籍確認のための電話をかけてくる可能性があります。
したがって、みずほ銀行カードローンに申し込んだあとの2~3日間は、在籍確認の電話があることを想定し同僚に電話があることを伝えておきましょう。
すべて正直に言う必要はありませんので、「クレジットカードに申し込んだから、個人名で電話があるかも」とだけ伝えておけば、とくに怪しまれることもないでしょう。
勤務部署の直通電話を登録する
ふたつ目は、「確認に手間取らない電話番号で申し込む」という点です。
大企業に勤めている人などは、勤務先の電話番号として代表電話番号を入力してしまうケースがあります。
大企業の受付担当者は、従業員ひとり一人の名前を覚えていることは少なく、確認に手間取ることが考えられます。
在籍確認の電話でスムーズに本人確認してもらうためには、勤務している部署の直通電話で申し込みましょう。
在籍確認の電話に申し込み者自身が対応する
三つ目は、「在籍確認の電話は自分自身で対応する」という点です。
同僚が対応しても確認が完了すれば何ら問題はないのですが、対応の仕方によっては在籍確認に手間取ることも考えられます。
できれば、みずほ銀行カードローンに申し込んだあとの2~3日間は社内にいるようにして、いざというときには自分が対応できるよう備えておきましょう。
会社の営業時間を説明しておく
最後は、「勤務先の営業時間帯や電話受付の事情を事前に伝えておく」という点です。
勤務先によっては休業日が変則的だったり、電話対応が難しい時間帯が存在するかもしれません
みずほ銀行カードローンの場合、在籍確認の日時指定はできません。
ただ「午前中は電話が込み合うので連絡を避けて欲しい」といった事情は相談可能です。
少しでもスムーズに審査を進めてもらうためには、電話受付に関する諸事情は事前に相談しておきましょう。
みずほ銀行カードローンの在籍確認を受ける際の注意点
上記の内容以外にも、確認の電話を受ける際の注意点がいくつかあります。
土日祝日に在籍確認をおこなうことは不可能
みずほ銀行カードローンの審査は、「みずほ銀行」と保証会社の「株式会社オリエントコーポレーション」が実施しています。
一般的な消費者金融カードローンでは、土日の審査を実施しているところもありますが、みずほ銀行とオリエントコーポレーションの審査は平日のみです。
したがって、土日祝日に申し込んだり金曜日の午後に申し込んだりすると、審査結果が出るまでには2~3日以上を要するケースがありますので注意しましょう。
特に急ぎの融資を希望する場合は、週のはじめの平日に申し込むのがポイントです。
みずほ銀行公式サイトにも、審査時間に関するよくある質問と回答がありましたので以下をご覧ください。
公式サイトにも「審査結果は翌営業日以降」と書かれていますので、銀行が営業していない土日は審査を実施しないことがわかります。
A:カードローン申し込みの審査時間は申込方法により異なります。以下をご確認ください。
・インターネット(パソコン・スマートフォン):翌営業日以降に審査結果を回答します。
・店頭:翌々営業日以降に審査結果を回答します。
・郵送:申込書到着後、翌々営業日以降に審査結果を回答します。
・電話:申込受付後、翌々営業日以降に審査結果を回答します。
連絡先は申し込み者の雇用形態ごとに異なる
申し込んだ人の雇用形態別で、在籍確認の連絡先が違う点にも注意が必要です。
特に自営業の方は自宅に電話がかかってくる可能性もあったり、派遣社員や出向社員は派遣元と派遣先の両方に電話がかかってきたりしますので、注意が必要です。
- 「雇用形態別、在籍確認の電話先」
- 正社員、契約社員:所属部署の直通電話(代表電話などは避けたほうがよい)
- 派遣社員:派遣先企業の連絡先(派遣元の電話番号も伝えたほうがよい)
- 出向社員:出向先企業の連絡先(出向元の電話番号も伝えたほうがよい)
- 自営業:経営している店舗、または自宅
- パートやアルバイト:勤務している会社や店舗の連絡先
まとめ
「銀行カードローンの在籍確認」と聞くと、不安になるのも無理はありません。
ただ今回お伝えしたとおり、在籍確認の会話は2~3分の簡単な会話で終了します。
いくつかの注意ポイントさえおさえておけば、それほど不安に感じる必要もないでしょう。
在籍確認が完了すれば、みずほ銀行カードローンの審査通過はもうすぐです。
確認の電話がスムーズにすすむポイントをよく覚えておいて、問題なく審査が完了するように手続きしてもらいましょう。