下記は2018年2月27日時点での情報です。
レイクは、カードローン会社の中でも有名で知っている人も多いのではないでしょうか。ただ意外と勘違いしている人が多いのが、レイクは消費者金融カードローンではなく銀行カードローンという点。
以前は、『ほのぼのレイク』という消費者金融だったのですが、総量規制の煽りを受けて2011年10月より新生銀行に吸収され、銀行カードローンとしてのサービスを開始しました。そんなレイクは、やはり銀行カードローンということもあり、審査が厳しかったり時間がかかったりするのでしょうか?
今回は、レイクの審査基準などについてお話していきたいと思います。
レイクは消費者金融ではなく銀行カードローン
新生銀行カードローンレイクの特徴
『レイクは消費者金融カードローン』というイメージを持っている人が多いのは、以前まで『ほのぼのレイク』という消費者金融だったからだと思います。現在では、新生銀行のカードローン商品となり、銀行カードローンとしてサービスを提供しています。
そんな新生銀行カードローンレイクの特徴としては、やはり消費者金融並の審査スピードやプライバシー重視を誇っていながら、銀行カードローンだからこその安心感があるということ。
- 消費者金融並の審査スピード
- 銀行カードローンだから安心感が大きい
銀行カードローンであるレイクは審査基準が厳しいの?
やはり消費者金融と比較すると銀行カードローンであるレイクは、審査が厳しい傾向にあるようです。レイクの承認率は、大体30~40%と言われており、この数字からもあまり審査通過率は高くないことが伺えます。
ただその分、審査スピードは非常に早く、最短10秒で審査結果がわかることもあります。金利の設定は、どちらかと言えば消費者金融よりで、4.5%~18.0%と高めとなっています。
レイクは、消費者金融と比較すると審査は厳しいと言われていますが、初回利用の方は30日間無利息期間が適用されるといったメリットもあります。また5万円以下のキャッシングであれば180日間無利息期間が適用されるので、審査に通過さえすれば、短期借り入れ希望の方にはおすすめだと言えるでしょう。
- 消費者金融と比べると審査が厳しい
- 審査スピードが早い
- 新規利用の方は30日間無利息
- 新規利用で5万円以下の借り入れの方は180日間無利息
レイクの申し込み条件は?
レイクの申し込み条件について見てみましょう。申し込み条件は、ある意味審査基準の目安にもなりますので、チェックしておくと良いですよ。
レイクの場合、申し込み条件は、以下になります。
満20歳以上70歳以下の安定継続収入がある方
大手消費者金融の中には、20~69歳と年齢制限を設けているところもあるので、そういったところと比べると年齢層の幅が少し広いことがわかります。また銀行カードローンの中には20~66歳などのところもあるので、銀行カードローンと比較しても年齢層が幅広いですね。
また安定継続収入があることを重視しているので、高齢の方でも収入さえあれば借り入れできる可能性は高いです。収入があり返済能力があれば、パートやアルバイトの方でも融資を受けることができます。
金融機関 | 年齢制限 |
---|---|
プロミス | 20~69歳 |
アコム | 20歳以上 |
アイフル | 20~70歳 |
三井住友銀行カードローン | 20~69歳 |
みずほ銀行カードローン | 20~66歳 |
りそな銀行カードローン | 20~66歳 |
三菱UFJ銀行カードローン | 20~65歳 |
レイクの審査スピードはどれくらい?
レイクの審査時間は、人によって異なりますが、仮審査であれば数分から10分前後が目安となっています。本審査であっても最短30分から1時間程度なので、審査結果もすぐに出ます。すべての審査が完了するまでの目安は、40分~1時間前後でしょうか。
ただこちらの審査時間の目安は、レイクの審査対応時間内に申し込みをした場合です。レイクは、曜日によって営業時間が異なるので気を付けましょう。レイクの審査対応時間については下図を参考にしてください。
曜日 | 時間 |
---|---|
第3日曜日 | 8:10~19:00 |
第3日曜日以外 | 8:10~21:50 |
上記時間内の申し込みであれば、審査結果は当日中に報告されるのですが、時間外となると翌日以降の審査結果となってしまいます。また場合によっては、審査結果の連絡もメールではなく電話でくることがあります。
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- 平均融資額
- 約16万円
- 総合評価
- 4.3点
- 30日間無利息サービスでお得に借りれる
- 最短1時間で借りれるので急ぎの方でもOK
4.5%〜17.8% |
1万円~500万 |
最短30分 |
最短1時間 |
レイクの審査はどんなことを調べられる?
レイクも一般的なカードローン同様に仮審査と本審査があります。では、それぞれどういった審査内容になっているのでしょうか。
レイクの仮審査
レイクで借り入れする場合、まずは仮審査の申し込みをすることになります。仮審査では、年収や勤務先、現在の借り入れ状況といった情報を申し込みフォームに入力していきます。ここで入力した情報をもとに仮審査を行なっていきます。
この仮審査では、限度額や借り入れ可能な状態かどうかが判断されます。仮審査に関しては、システムにより自動で行われるものなので、長くても10分前後あれば完了します。仮審査に通過すれば、本審査という流れになります。
レイクの本審査
仮審査に通れば、次は本審査になります。本審査では、本人確認や収入証明書の確認、また在籍確認などが行われます。基本的に仮審査に通過していれば、本審査で落ちることはありませんが、仮審査の時点で虚偽の情報を記載していた場合は落とされることもあるので気を付けてください。
もちろん仮審査には通過したけど本審査で落ちるというケースも稀にあります。故意でなくても本人情報を誤って入力して提出してしまうと審査に落ちたり限度額が下がってしまうこともあります。
レイクの審査の流れ
レイクの審査の流れは、以下のようになっています。
- ①申し込み情報の確認
- ②本人確認、在籍確認
- ③審査結果の連絡
- ①申し込み情報の確認
申し込み情報の確認では、申し込みフォームに入力した年収や勤務先、現在の借入状況、住所といった個人情報を確認されます。これが先ほどの話でいう『仮審査』の部分ですね。
- ②本人確認、在籍確認
次に本人確認、在籍確認が行われます。本人確認では、基本的に運転免許証などを用いて、本人かどうかを確認していきます。運転免許証がない場合は、パスポートや保険証などでも代用可能のところもあります。
在籍確認では、申し込みフォームに入力した会社に在籍しているのかどうかを確認します。基本的には、勤務先に電話連絡などがあります。カードローン会社によっては、電話連絡以外の方法で在籍確認されることもあります。
カードローン申込者の多くは、カードローンの利用を他人に知られたくない人がほとんどです。そのため、この勤務先への在籍確認を嫌がる人が多いです。その場合は、レイクに事前相談しておくことで別の方法で在籍確認を行なってもらえるケースもあります。ただ絶対ではありません。これが先ほどの話でいう『本審査』の部分になります。
- ③審査結果の連絡
上記の①申し込み情報の確認と②本人確認、在籍確認が完了すれば、いよいよ審査結果の連絡がきます。審査に通過した場合、振込先を登録するか無人契約機を利用することで借り入れが可能となります。
平日13時までなら振込での借り入れがスムーズです。それ以外だと自動契約機を利用した方が最短で借り入れができるでしょう。
レイクの審査に通過する可能性を高めるポイントは?
レイクは、新生銀行のカードローン商品ですので、銀行カードローンということになりますが、審査は他の銀行カードローンに比べて厳しいわけでもなさそうです。
もちろん申し込み条件を満たしておらず、ブラックリスト入りしているといった場合は、審査に落ちる可能性があります。審査基準を満たした上で、レイクの審査項目も満たしていれば、より審査には通りやすくなります。
レイクの審査項目としては、以下のようなものが挙げられます。
- 年収
- 雇用形態
- 勤続年数
- 居住区分
- 居住年数
- 家族構成
- 他社借り入れ
こういった審査項目は、必ず正確に入力するように気を付けてください。入力ミスがないように気をつけることも審査通過率を高めるポイントといえます。
レイクの審査通過を目指して気を付けたいこと
- 申し込み情報でウソをつかない
- 借り入れ金額は必要最低限に抑える
- 短期間に何社も申し込みをしない
- 使用しないカードローンやクレジットカードは解約しておく
- 申し込み情報でウソをつかない
カードローンに申し込みする際にウソの情報を入力すると、ほぼ100%審査落ちしてしまいます。「ちょっとくらい年収を多く見ても大丈夫だろう」と安易な考えで記入ししまうと、取り返しのつかないことになりかねないので絶対に正確な情報を入力するようにしてください。
- 借り入れ金額は必要最低限に抑える
借り入れ希望額は、できるだけ必要最低限に抑えることをおすすめします。これは、レイクに限った話ではありませんが、融資する側からすれば、『これだけの額を貸してきちんと返済してくれるだろうか』と審査がより慎重になる可能性があります。
そのため、金額は最低限に抑えたほうが、レイクもそこまで審査を厳しくしません。もっとお金が必要だという場合は、きちんと返済実績を作って上限金額の枠を増やした方が信用性から見ても良いです。
- 短期間に何社も申し込みをしない
レイクに申し込むのと同時に、他のカードローン会社に複数申し込みするのはやめましょう。人によっては、レイクの審査に落ちた時のことを考えて、保険の意味で申し込みすることがあります。
しかし短期間に何社も申し込みをしてしまうと、それだけで信用情報機関に掲載されてしまいます。レイクは、審査を行う際にこの信用情報を必ずチェックします。『複数社に申し込みをしている』と分かれば、要注意人物と判断されてしまう可能性もあります。できるだけ審査通過率を高めたいのであれば、レイクに絞って審査申し込みをすることです。
レイクに申し込みをする前に、すでに使用していないカードローンやクレジットカードが残っている場合は、解約しておくことをおすすめします。解約しておくことのメリットとしては……
他社借り入れ件数が少なくなる
『完済』の証明になる
たとえ利用していないカードローンでも、契約が継続していると他社借り入れの1つとして捉えられてしまいます。またきちんと解約しておけば、完済したという証明になるので、返済実績を作ることができます。返済実績があれば、レイクの審査でも有利に働くはずです。
新生銀行カードローンレイクの貸付残高は増加傾向にある!
以下は、2016年度と2017年度の新生銀行カードローンレイクの残高を示したデータです。
このデータを見てわかるのは、カードローンの残高が前年から430億円増加しているということ。
これは、順調に利用者を増やしていることを意味しますね。年間増加額が430億円ということは、それだけ成約が決まっていることになりますから審査も通りやすそうですよね。実際のところ、レイクの審査承認率は、20%~30%程度という情報があります。プロミス、アコム、アイフルといった大手消費者金融は、審査承認率40%台をキープしています。
→(プロミス、アコム、アイフル3社の審査承認率はこちら)ですから、やはり消費者金融と比較すると銀行カードローンであるレイクの審査は、少し厳しめだと言えるでしょう。
問題視される銀行カードローンの過剰貸付先ほど、新生銀行カードローンレイクの残高が増加傾向にあるという話をしました。
実は、これは新生銀行に限らず、その他の銀行カードローンでも同様の傾向が見られます。
ちなみにみずほ銀行は、単品商品の実績ではありませんが、当期よりカードローン残高を開示しています。
前期から10.8%増の4,100億円となっています。このように銀行カードローン全体で残高が増加傾向にあるわけです。
『審査が厳しい銀行カードローンだけど、申込するなら今がチャンス!?』と言いたいところですがそうでもありません。実はいま、銀行カードローンの“過剰貸付”が問題となっているのです。消費者金融の貸金業法改正により施行された総量規制があります。
総量規制は、年収の3分の1以上の貸付をしてはいけないという法律なのですが、これは消費者金融にしか適用されません。
銀行は、申込者に返済能力があると判断すれば、年収の3分の1を超えても貸付ができます。この総量規制の導入以降、銀行カードローンの残高増加は一気に加速しました。また銀行も収入源に苦しんでいるという現状があり、貴重な収入源になり得るカードローン商品は、どんどんプッシュされ残高は膨らんでいきます。
その結果、2003年以降減り続けていた“自己破産件数”も、2016年にはついに13年ぶりに増加する結果に。この13年ぶりの自己破産件数増加は、銀行カードローンも一因となっているとされています。
2003年、2015年、2016年の自己破産件数2003年には、24万2,357件だった自己破産件数も、2015年には6万3,856件にまで減りました。しかし2016年には、6万4,637件と781件増となったのです。
そして多くの非難を浴びた銀行業界は、ついに過剰貸付抑制へと動き出しました。銀行カードローンの過剰貸付抑制により審査基準が厳しくなる?
全国銀行協会(全銀協)は、『銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ』を踏まえて会員銀行がどういった取り組みを行なっているのか、つまり過剰貸付対策としてどのようなことを行なっているのかをアンケート調査しました。
- 『総量規制対象外』の表示の取りやめ
- 『年収証明書不要』の表示の取りやめ
- 下限金利を過度に強調した広告の取りやめ
- 審査の速さを過度に強調した広告の取りやめ
- 年収証明書取得基準の引下げ
- 極度設定における年収債務比率の算出方法の厳格化
- 信用保証会社との定期的な情報連携を行う体制の構築
- 信用情報機関からの貸付け実施後の情報取得
特に広告においては、借入を助長するような表現を控える動きとなりました。
すべての銀行が『総量規制対象外』や『年収証明書不要』といった広告を取りやめるか、見直しを検討中となっています。こういった過剰貸付への対策によって、銀行カードローンの審査基準がさらに厳しくなるのではないかと予想されます。
少額融資希望であっても年収証明書を用意しなければいけなかったり、年収債務比率の厳格化により年収3分の1以上の貸付が難しくなったりするでしょう。ただこれらは、あくまで自主規制の動きであり、総量規制のように法律で定められたものではありません。
その点を踏まえると、実際どのように銀行側が対応していくのかは、これからの動きを見ていかないことには、何とも言えないのが現状です。いずれにしても、この過剰貸付抑制の動きを受けて、審査が通りづらくなる可能性があるということは、頭の隅に置いておいたほうが良いかもしれません。
新生銀行カードローンレイクの審査も厳しくなるのか?銀行カードローンの過剰貸付の抑制が進む中で、1つ気になるのは『新生銀行カードローンレイク』の存在です。現在レイクは、新生銀行のカードローン商品となっていますが、元々は『ほのぼのレイク』という消費者金融でしたね。
実際のところ、サービスなどもどちらかといえば消費者金融寄りとなっています。融資スピードや無利息サービスがレイクの売りの1つ。また金利に関しても、4.5%~18.0%と銀行カードローンとしては高めの設定となっています。むしろ大手消費者金融とほぼ同じ金利設定ですね。
そのため、他行と比較すると新生銀行カードローンレイクにおいては、審査が厳しくなるといったことはそれほどないのではないかと思います。
もちろん断言はできませんが……。新生銀行カードローンレイクに関しては、過剰貸付抑制の動きがある現在でも、銀行カードローンの中では比較的審査に通りやすいのかもしれません。レイクの審査基準に関するまとめ
レイクは、銀行カードローンなので、消費者金融カードローンと比較すると審査が厳しい傾向にあります。金利は、消費者金融寄りで銀行カードローンとしては高めに設定されていますが、無利息サービスを利用することができる点はメリットと言えるでしょう。
銀行カードローンの過剰貸付が問題となっており、審査通過率にも影響するのではないかと考えられます。
しかし消費者金融寄りのサービス・金利設定のレイクであれば、審査基準も他行よりは厳しくなるといったことはないのではないかと予想されます。
2016年3月末 | 2017年3月末 | 年間増加額 | |
---|---|---|---|
2,052億円 | 2,482億円 | 430億円 | |
銀行カードローン | 2016年3月末 | 2017年3月末 | 年間増加額 |
三菱UFJ銀行カードローン | 3,716億円 | 4,352億円 | 636億円 |
楽天銀行カードローン | 3,566億円 | 3,861億円 | 295億円 |
住信SBIネット銀行カードローン | 1,108億円 | 1,316億円 | 208億円 |
オリックス銀行カードローン | 958億円 | 1,187億円 | 229億円 |
2003年 | 2015年 | 2016年 | |
24万2,357件 | 6万3,856件 | 6万4,637件 |