「ビジネスローン」を端的に言うと、事業性資金として利用できるカードローンのことです。
一般的なカードローンでは使途は自由と表記していますが、追記で「事業性資金としては不可」となっていることが多いです。
事業者向けのカードローンとして「ビジネスローン」があります。
ビジネスローンはおまとめローンと同様、総量規制の例外として扱われていて、銀行だけではなく消費者金融でも利用することができます。
結論から言うと、ビジネスローンだから低金利ではなく、商品によっては大手消費者金融と金利が変わりません。
ビジネスローンの利用を検討している方は、金利を抑えらえる銀行カードローンも視野にいれましょう。
当記事ではビジネスローンのおすすめ会社を利用目的別で紹介をしています。
金利が低いおすすめのビジネスローン
事業者向けの「ビジネスローン」ですが、事業性資金となると高額融資になるでしょう。
借入額が高額になればなるほど低金利のカードローンを選んだほうが返済負担が楽になるんです。
長期借入で「金利の支払いだけで一杯いっぱい…」にならないように、低金利の銀行カードローンをおすすめを紹介します。
【ジャパンネット銀行】
商品名 | ビジネスローン |
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実質年率年 | 年4.8%~13.8%(変動金利) |
借入限度額 | 500万円 |
融資スピード | 最短即日 |
資金使途 | 事業性資金 |
借入期間 | 1年(自動更新)※5年ごとに再契約が必要となります |
返済方法 | ジャパンネット銀行の口座から自動引き落とし (一部返済・全額返済にも対応可能) |
担保 | 不要 |
保証人 | 不要(法人の場合は、原則として代表者様の連帯保証が必要) |
必要書類 | 1.本人確認資料(運転免許証またはパスポートなどの書類) 2.収入証明書(確定申告書や給与明細書などの書類) |
事務手数料 | 無料 |
三井住友銀行のビジネスセレクトローン
商品名 | ビジネスセレクトローン |
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実質年率年 | 2.125%~(変動金利の場合。固定金利、各種金利優遇制度もあり) |
借入限度額 | 1億円以内 |
融資スピード | 数日~1ヶ月 |
資金使途 | 運転資金・設備資金 (決算・賞与資金としてのご利用も可能です) |
業歴 | 2年以上 |
借入期間 | 最長7年(据置期間の設定も可能) |
返済方法 | 元金均等返済 |
担保 | 第三者保証不要 |
保証人 | (代表取締役全員の連帯保証が必要) |
事務手数料 | 31,500円~73,500円 融資金額によって異なる |
■必要書類
- 1.最新の税務申告書(原本3期分)
- 2.最新決算期の納税証明書(法人税・消費税)
- 3.商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書、発行後3ヵ月以内のもの)
- 三井住友銀行の「法人プロモーションオフィス」に電話
- 法人営業部にアポイントを取って申込
利用資格は、
①業歴2年以上
②三井住友銀行の取引窓口(エリア・法人営業部・支店)で取引が可能な地域に所在していること
③直近の決算書が債務超過になっていないこと
④税金の未納がないなど、条件は通常のカードローンに比べ厳しくはなっています。
【三菱UFJ銀行】融資を活力にかえる「融活力」
商品名 | 「融活力」 |
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実質年率年 | 年2.35%~年9.00%(変動金利) 金利設定は審査によって決定される |
借入限度額 | 500万円~5,000万円 |
融資スピード | 契約から3営業日以降 |
資金使途 | 事業性資金 |
業歴 | 2年以上 |
借入期間 | 1ヶ月~3年以内 ※三菱UFJ銀行とのご融資のお取引が1年以上のお客さまは5年以内 |
返済方法 | 元金均等返済 |
担保 | 原則無担保 |
保証人 | 第三者保証不要(ただし、代表者の方1名の連帯保証が必要) |
必要書類 | 1.税務申告書(直近2期分) 2. 商業登記簿謄本 3.お借入申込書(HPよりDL可) 4.納税証明書 |
事務手数料 | 10,500円 銀行と提携のある商工会議所、または紹介会員の場合不要 |
【りそな銀行】
商品名 | ビジネスローンスーパーダンク |
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実質年率年 | 年14%(固定金利・保証料を含む) |
借入限度額 | 500万円(当座勘定貸越: 50万円~200万円まで) |
融資スピード | 必要書類提出後3営業日以内 |
資金使途 | 事業資金(運転資金・設備支払資金) |
業歴 | 2年以上 |
借入期間 | 5年(当座勘定貸越:1年更新) |
返済方法 | 元利均等返済または期限一括返済 (当座勘定貸越:定例返済 (100万円以下は2万円~、100万円超200万円以下は3万円~)) |
担保 | 不要 |
保証人 | 第三者保証不要(ただし、代表者の方1名の連帯保証が必要) |
必要書類 | 1.本人確認資料(運転免許証またはパスポートもしくは住民票記載事項証明書のいずれか) 2.保証委託申込書 3.借入申込書 4.印鑑証明書 5.(法人)商業登記簿謄本 6.決算書類(法人:直近2年分の決算書 個人事業主:直近2年分の確定申告書) 7.健康保険証 |
事務手数料 | 無料 |
無担保・即日のビジネスローン
申込みから融資までをスピーディーにおこないたいなら、消費者金融のカードローンがおすすめです。金利は銀行系に比べると高くなりますが、事業資金以外にも使えるなどのメリットもあります。
アイフルビジネスファイナンス株式会社はビジネス専門のローン
アイフルビジネスファイナンス株式会社はアイフルグループの会社で、「個人事業主や中小企業」専門のカードローン会社です。
過去10万口座以上の実績があり、専門性を極限まで高めたカードローンにになります。
【プロミス】事業者向けのビジネスローンが即日融資
商品名 | 自営社カードローン |
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実質年率 | 6.3%~17.8% |
借入限度額 | 300万円 |
融資スピード | 最短当日 |
資金使途 | 生計費および事業費 |
借入期間 | 最終借入後原則最長6年9ヶ月・1~80回 |
返済方法 | 残高スライド元利定額返済方式 |
担保 | 不要 |
保証人 | 不要 |
必要書類 | 1.本人確認資料(運転免許証かパスポートまたは健康保険証と住民票) 2.確定申告書(証明年度が前年度分) 3.事業実態疎明書類(営業許可証または受注書・発注書・納品書・請求書・領収書・報酬明細に類する書類(発行日が直近1年以内)) |
事務手数料 | 無料 |
【アコム】資金使途自由で小回りがきく!
商品名 | ビジネスサポートカードローン |
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実質年率年 | 12.0%~15.0% |(12.0%~18.0%) |
借入限度額 | 1万円~300万円|(1万円~100万円未満) |
融資スピード | 最短即日 |
資金使途 | 自由 |
業歴 | 業歴1年以上 |
借入期間 | 最終借入日から最長8年7ヵ月・1回~89回 |
返済方法 | 定率リボルビング方式 |
担保 | 不要 |
保証人 | 不要 |
必要書類 | 1. 運転免許証等 2.お借入総額により収入証明書(源泉徴収票等)が必要 |
【アイフル】3種類から選べる返済方法!
商品名 | 事業サポートプラン(個人事業主) |
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実質年率年 | 6.0%~18.0% |
借入限度額 | 1~500万円 |
融資スピード | 必要書類提出後3営業日以内 |
資金使途 | 事業資金 |
業歴 | 2年以上 |
借入期間 | 最長10年(120回) |
返済方法 | 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式・元利定額返済方式 |
担保 | 原則不要 |
必要書類 | 本人確認書類、確定申告書(青・白)、事業内容確認書(当社所定) |
事務手数料 | 無料 |
個人事業主におすすめのビジネスローン
金融機関名・商品名 | 実質年率 | 借入限度額 | 資金使途 |
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スルガ銀行 【スルガカードローン】 |
14.9% | 10~300万円 | 自由 (事業性資金にも利用可能) |
スルガ銀行 【フリーローン】 |
お問い合わせ | お問い合わせ | 事業性資金も可 |
スルガ銀行 【イービジネスダイレクトカード】 |
12.0~14.9% | 50~300万円 (50万円単位) |
事業性資金 |
千葉銀行 【ビジネスローン・ミニ】 |
4.0%~(変動金利) | 最大500万円 | 事業場必要な運転資金 及び設備資金 |
ビジネスローンの選び方を学んで資金繰りをスムーズに
会社の経営者などビジネスマンにとって、資金繰りはなかなか頭を抱える問題ですよね。会社を運営するためには、運転資金をはじめ設備投資なども必要になってきます。
いざという時に資金が必要になっても、その時資金面に余裕があるかどうかはわかりません。
こういった時、銀行などから融資を受けることができれば理想的と言えますが、公的資金を受けようと思ったら手続きにそれなりの時間を要してしまいます。
さらに銀行は、審査が厳しい傾向にありますし、なかなかスムーズに融資……とはいかないでしょう。
そんな時は、消費者金融など民間金融機関のビジネスローンを利用するのも1つの手ですよ。
銀行以外のビジネスローンも検討しよう
銀行だけでなくその他民間金融機関もビジネスローンを扱っているところは多く存在しています。
銀行と比べるとやはり無担保・無保証人で借り入れできるところもあり、融資スピードも比較的早いのでスピーディーに融資までたどり着くことができるでしょう。
その分、銀行などのビジネスローンと比べると、金利が高くなる傾向があります。
資金繰りだけでも大変なのに、ビジネスローン選びにまで頭を抱えていてはもっと大変ですね。
きちんとビジネスローンのメリット・デメリットを把握して、最適なビジネスローンの選び方やおすすめのビジネスローンを見つけましょう。
消費者金融カードローンの一覧はこちらから▼
消費者金融一覧ページ
ビジネスローンのメリット・デメリットって何?
ビジネスローンというのは、いわば中小企業や個人事業者向けローンのことを指します。ここでは、銀行のビジネスローンをメインにご紹介していますが、他にも消費者金融やクレジットカード会社でもビジネスローンを扱っているところがあります。
こういった銀行以外の会社が扱っているローンのことを『ノンバンク系』と言うこともあります。では、ノンバンク系ビジネスローンのメリットやデメリットには、どういったものがあるのでしょうか?
ノンバンク系ビジネスローンのメリット
消費者金融やクレジットカード会社といったノンバンク系ビジネスローンのメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 即日融資可能など対応が早いところが多い
- 振込融資可能なところもあり利便性が高い
- 銀行ビジネスローンと比較すると審査通過率が高い
- 担保や保証人不要で利用できる
- 総量規制対象外
銀行のビジネスローンの場合、低金利で利用できる場合が多いため、できるだけ金利を抑えたい場合には魅力的ですが、審査が厳しいなどのデメリットもあります。
銀行ビジネスローンと比べると、消費者金融やクレジットカード会社といったノンバンク系のビジネスローンは、審査通過率が高く、即日融資も可能なところがある点がメリットと言えます。
他にも担保・保証人が不要のため、手続きもスムーズですし、振込融資なども対応しており利便性が高いのも魅力的です。ビジネスローンに関しては、総量規制対象外なので、年収の1/3なども気にする必要はありません。
ノンバンク系ビジネスローンのデメリット
消費者金融やクレジットカード会社といったノンバンク系ビジネスローンのデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 銀行ビジネスローンと比べると高金利
- 借入限度額が低いところが多い
- 業者によっては悪徳業者のところもある
やはり銀行のビジネスローンと比べると、どうしても金利が高い傾向にあります。融資までに多少時間がかかるとしても、低金利で利用したいという場合は、銀行のビジネスローンを利用するのが良いでしょう。
また銀行のビジネスローンよりも、借入限度額が低いこともデメリットとして挙げられます。必要な資金分の融資を得られないことも考えられるので、その場合も銀行ビジネスローンを選ぶことになるでしょう。
稀ではありますが、ビジネスローンを扱うノンバンク系金融機関の中には、悪徳業者も存在するようです。できるだけこういったデメリットを避けてビジネスローンを選ばないと、大損をしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
ビジネスローンを上手に選ぶためのポイント
ここでビジネスローンを上手に選ぶためのポイントをまとめてみました。ビジネスローンの利用を検討している人は、ポイントをチェックしておきましょう。
- 金利
必要な融資金額とその金額に応じて適用される金利が何%程度になるのか計算してみましょう。金利次第では、返済にかかる負担が大きく変わります。
- 限度額
必要な融資金額に対してきちんと限度額が満たしているのか確認しましょう。
- 保証人
法人の場合だと、代表の方に連帯保証が求められることがあります。事前に保証人が必要か不要かの確認も忘れずに。
- 担保
担保が必要か不要かのチェックもしましょう。有担保ローンや無担保ローンなどビジネスローンによってさまざまです。
- 融資対象者
利用を検討しているビジネスローンが法人向けなのか個人事業主向けなのかチェックしましょう。また申し込み時に年齢制限や事業実績年数などがあるかどうかの確認も忘れずに。
- 融資時間
ビジネスローンに申し込みした時から実際に融資が受けられるまでの時間にどれくらい要するのか確認しましょう。必要であれば即日融資可能かどうかも合わせて確認を。
- 来店
申し込みや契約の手続き、借り入れを行う際に来店する必要があるのかを見ておきましょう。来店不要であれば、忙しい時間の合間を塗って来店する手間がかかりません。
- 振込融資
利用する金融機関によっては、振込融資サービスを扱っているところもあります。利便性を考えるなら、やはり振込融資サービスがあるところを選ぶのが良いでしょう。
- 銀行・コンビニATM
ビジネスローンを利用する金融機関によって、対応している銀行・コンビニATMが異なります。どこの銀行・コンビニATMを利用できるか確認しておきましょう。
- 使途
ビジネスローンの中には、使途が自由(制限なし)のものもあれば、事業性資金のみとしているものもあります。事業性資金以外にも使途が考えられるのであれば、制限なしのものを選ぶ必要があります。
- 借入期間
ビジネスローンを利用する場合は、借入期間もきちんとチェックしておきましょう。万が一、返済が長引きそうだとなった場合、借入期間が長い方が良いためです。
- 悪徳業者
民間金融機関のビジネスローンの場合、稀に悪徳業者も紛れ込んでいます。きちんと財務局に登録されている業者か確認しましょう。大手ではないところを利用する場合は、悪徳業者リストをチェックするのも忘れずに。
ビジネスローンの利用前に再度考えておきたいこと
ビジネスローンは、急に資金が必要になった時や資金繰りに困った時には、大変便利なローン商品です。しかし本当にビジネスローンが必要かどうか、利用前にしっかりと考えることが大切です。
民間金融機関のビジネスローンは特に金利が高い傾向にありますので、長期借入をすることを考えると金利の負担が大きいです。そのため、ビジネスローンは、次の融資が決まるまでのつなぎ融資として活用するか、または急な資金が必要になった際に活用するのが良いでしょう。
もし融資が必要ということになれば、
- 公的融資
- 銀行
- ビジネスローン
という順番でローンの利用を検討すると良いかと思います。
公的融資としては、『日本政策金融公庫』や『中小企業金融公庫』や『新規開業ローン』などが挙げられます。これら公的融資は、手続きが大変という点はありますが、金利が1~5%と低金利というのが大きなメリットとなっています。
銀行に関しても、ビジネスローンより低金利で提供している事業者向けローンがあります。融資が必要になったからといっても、すぐにビジネスローンを選択するのではなく、他に方法がないか探してみましょう。
ビジネスローンを利用するなら……
- 直近で資金が必要になった時
- 公的資金または銀行から融資してもらえなかった時
こういった急を要する場合に利用することをおすすめします。
ビジネスローンより銀行カードローンが良いケースも
事業の資金繰りを考えるあまり、自身の生活に困っているという場合は、事業資金よりも生活資金を借りるというのも1つの方法です。
個人向け銀行カードローンは、事業性資金としての使途は認められていません。しかし事業者自身が生活費を工面するために借り入れするのであれば、何の問題もありません。このように使途に合わせて、利用すべきローン商品を判断することも大切と言えます。
まとめ
ビジネスローンは、ビジネスをしている人にとって、資金繰りに困った際など大変役に立ちます。ただすぐにビジネスローンを利用するのではなく、他の方法はないかよく検討してから利用するようにしましょう。
また銀行のビジネスローンを利用するのか、消費者金融やクレジットカード会社のビジネスローンを利用するのかによって金利や融資スピード、審査通過の難易度などが変わってきます。
今すぐ資金が必要なのか、それともできるだけ低金利で利用したいのかなど、事業者のニーズに合わせてビジネスローンを選ぶことが大切です。